話は更に遡る。 最初に読んだ菊池真理子の著作は『酔うと化け物になる父がつらい』(2017)。 酔うと化け物になる父がつらい 作者:菊池真理子 秋田書店 Amazon 連載時(2017年)は話題が沸騰していたそうだが、トレンドへの感度が皆無の私がこの作品を知った…
菊池真理子である。 好きな漫画家はと問われても即座に出て来る名前のない私だが、菊池真理子という漫画家は私の中でじわじわと特異な存在感を放つようになっていた。 ことあるごとにツイッターで作者本人にメンションを付けて無駄に長い感想を送り付けるの…
距離感の変化(SNS以前と以後) SNSがはやる前は、個人のブログなんかに好きな作品の感想やレビューをひっそり書いて、何かの偶然で作者の目に届いたら怖いような嬉しいような……というのが作者と読者の間の距離感だった。 ファンレターを送るというのはかな…